最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

【元院長だけのせいではない】高齢者のペダル踏み間違え事故は「クルマにも原因がある」事実が判明へ

スポンサーリンク

1 :2019/04/27(土) 18:44:20.04 ID:VM/kUXrC0●.net

高齢者は予期せぬ事態でパニックになりやすい

お年寄りの交通事故が目立って起きている。いよいよ高齢者時代の社会問題がクローズアップされるようになってきた。

>>拡大写真を見る<<

平成29年度の交通安全白書(※)によると75歳以上の運転者の死亡事故は75歳以下と比べて2倍以上多く発生。視力などの認知機能の低下、
反射神経や体力の衰えが主な理由だが、同時に、高齢者は予期せぬ事態に陥るとパニックになりやすいことは注目していい。

例えば、ブレーキとアクセルペダルを踏み間違える事故は高齢者だけでなく、免許取り立ての若い人にも多く見られるが、若い人は間違いにすぐ気づき、大きな事故になりにくい。
ところが、認知能力が衰え始めた高齢者は間違いに気がつかないまま事故に至るケースが目立つ。ブレーキを踏んでいるという思い込みから抜け出せず、ますますアクセルを強く踏み続けてしまうのだ。

こうした問題は数年前から目立って起きていて、交通事故総合分析センター(ITARDA:イタルダ)が分析レポートを公開している。私はこうした事故が起きる度に、
ペダルの配置を改善することで、高齢者にも使いやすいクルマになると指摘してきた。今回はペダル配置の問題を解説しよう。

※交通安全白書
https://www8.cao.go.jp/koutu/taisaku/h29kou_haku/zenbun/genkyo/feature/feature_01.html

※交通事故分析センター
https://www.itarda.or.jp/itardainfomation/info124.pdf

右ハンドルのコンパクトカーはペダル配置が不自然

ペダル踏み間違えが頻繁に起きるのは圧倒的に駐車場だ。コンビニに突っ込んだり、コインパーキングではクルマが急に飛び出す事故やヒヤリ&ハットが多い。
バックで駐車するときは身体をねじってペダルを操作するため、足の位置がずれやすいのだ。

ITARDAレポートでは特に右へ振り向いてバックするとき、右足が右方向にねじられることが報告されている。高齢者の場合は身体が硬くなっているのでねじられる度合いも大きく
、ブレーキを踏むべきときに右側のアクセルを踏んでしまうわけだ。

実は、プロのドライバーでも安心してブレーキペダルを踏めないクルマが少なくない。右ハンドルのコンパクトカーはスペースの制約から、フロントタイヤのホイールハウスがキャビン側に侵入しているので、
(一番右側の)アクセルペダルが左にオフセットしているクルマが多く、特に軽自動車は典型的だ。アクセルペダルが左にオフセットすると、
その影響で隣のブレーキペダルは身体の中心よりも左にオフセットしてしまう。ドライバーは“左にオフセットしたブレーキペダルを右足で踏む”という不自然な操作を強いられることになる。

ペダル配置の良し悪しは簡単にチェックできる。自分のオヘソの真下よりも右にブレーキペダルがあるのが、正しいペダル配置のクルマだ。あなたのクルマはどうだろうか?https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190427-00010002-carv-ind