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【悲報】30代ひきこもり、途方に暮れる親…支援機関「本人を連れてこないと動けません」 親「本人が出られないから…」

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1 :2019/11/29(金) 13:54:53 ID:yfoy1ka69.net

 誰かに相談しづらいひきこもり。何年も悩みを抱えようやく相談に動く家族もあれば、何度支援機関を訪ねても解決策を見いだせず、苦悩する家庭もある。沖縄本島南部の60代男性は、30代の息子がひきこもり状態になって10年余。自治体の窓口や保健所、支援機関を訪ね続けているが、打開策が見つからない。「外に出す工夫を一緒に考えてほしいのに、どこもできなかった」と途方に暮れる。(「家族のカタチ」取材班・嘉数よしの)

 息子は、希望する高校に入学できず、1年生の頃から不登校になった。幼少時から対人関係を築くのが苦手で、中学生の頃にはいじめを受けた。高校は中退し、自宅にひきこもるようになった。

 父親はまず、新聞で見つけた思春期や青年期の心理相談を受け付ける民間施設を訪ねた。話は聞いてもらえるものの具体策につながらず、次に向かったのは、地域若者サポートステーション。訪問支援も受けたが、相談員との相性が合わなかったり、訪問が本人の感情に触れたりして、進展がないまま数年たった。

 息子は20代になって以降、暴力でいら立ちを表現するようになり、薬を大量に服薬して自殺未遂を図ったこともあった。精神科に入院もしたが、自宅に戻ると薬を拒否。以来、病院とのつながりも途切れてしまった。

 父親は保健所や市町村にも出向いた。「健診という形で自宅に来てもらえませんか」「うそでも何でもいいから、外に出てもらうような案内が出せませんか」。家族以外の誰かと息子が接触する機会をつくりたい。それが解決の糸口になるのでは―。その一心で行政、民間問わず、10カ所近く訪ね歩いた。

 県ひきこもり専門支援センター(南風原町)に2018年度に寄せられた相談は、本人以外からの相談が7割以上を占める。本人不在でも対応するケースは増えつつあるが、父親はこれまで何度も「本人を連れてきてもらわないと動けません」と突っぱねられ、困惑した。「本人が出られないから、親が動いている。紹介を受けながら模索してきたが、どこもきっかけをつくれなかった」。諦めに似た気持ちを抱えているが、「落ち込んでもいられない」と今も、時間を見つけては相談機関を訪ねている。

11/29(金) 9:50
沖縄タイムス
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191129-00503941-okinawat-oki