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【NHK】“呪われた”GSOMIA

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1 :2019/12/05(Thu) 16:19:40 ID:1B+xPdM/9.net

※統一21

あと6時間だった!
日韓の軍事情報包括保護協定=GSOMIAは、11月22日、失効を控えた土壇場で、韓国が失効決定の判断を覆し、かろうじて維持された。

実はこの協定、当初から“いわくつき”と言われ、まるで呪われたかのような運命をたどってきた。今回の失効回避で、呪いはとけたのか。
かつての交渉の経緯を知る両国の外交当局者の証言から、戦後最悪とも言われる日韓関係を考える。
(政治部・高島浩、渡辺信)

“呪い”の始まり

「開いた口がふさがらない」「これ以上ないくらい抗議した」
これは、韓国担当の外務省幹部Aを取材した時のメモである。

今の話ではない。
7年前、2012年6月29日のことだ。

この日、午前の官房長官会見。

日韓GSOMIAの署名が午後に行われると発表された。

ところが、その直後、外務省北庁舎7階にあるアジア大洋州局北東アジア課の電話が鳴った。

「きょうは署名できなくなった」

韓国外務省からの突然の通告だった。

「何を言ってるんだ?」

日本側は、すぐに状況が飲み込めなかったという。

1年以上の交渉の末、ようやく署名となったその日。
署名予定のわずか1時間前の延期申し入れ、まさに“ドタキャン”だった。

その夜に行われた日韓外相の電話会談。
韓国側は「国内事情で署名を延期せざるを得なくなった」と説明するだけだった。

最初から“いわくつき”

当時、韓国担当だった外務省幹部Bはこう証言する。
「私の認識では、日韓の歴史問題といった背景はほとんどなく、むしろ韓国側の極めて国対=国会対策的な発想で、話が進まなくなってしまった。韓国風に言うならば“ヨイド(汝矣島=国会議事堂がある場所)の論理”の犠牲になったわけだ」

韓国は、イ・ミョンバク(李明博)政権の末期。
韓国の大統領は1期5年かぎりで再選が認められていないため、求心力は落ち、「レームダック化」が著しかった。

そうした中で、韓国政府は、協定に関する閣議決定を非公開で行い、この手続きが、「密室処理だ」と世論の批判を浴びた。

外務省幹部Bは振り返る。
「韓国国会は与野党がきっ抗し、議長選出など、さまざまな点でもめていた。GSOMIAは、国会承認が必要ではなかったが、韓国政府が、国会に報告する必要がある案件だった。国会の混乱の中、『こんな重要な話を、外務省と大統領府は、国会に根回しもしていなかったのは、おかしい』という意見が大勢になり、韓国政府も、直前で署名の延期という判断になったようだ」

そのうえで、こう付け加えた。
「日本ならば、外国相手の話を先延ばししてツケを回すのはよくないという判断になるのだが、韓国は違う。GSOMIAは、もともとから『いわくつきの話』なんだよな」

韓国側から見ると

では、韓国側はどう見ていたのか。
韓国外務省で、対日外交に深く関わる幹部Cは「当時、協定の交渉には直接関わってはいなかった」としつつも、日韓の過去の歴史をめぐる敏感な国民感情が背景にあることを明かした。

「韓国の人々には、朝鮮半島が日本の植民地として被害を受けたという、過去の歴史に由来する意識が常にある。そこから、日本人の歴史認識が欠如したままなのに、韓日の安全保障協力を進めていくのはよくないという意見が出てくる。そうした中で、結果として“密室処理”とたたかれるような政府の手続きになってしまった」

日韓関係を研究している、慶応大学の添谷芳秀教授はむしろ韓国政府のやり方はしかたない側面があったと指摘した。

「韓国世論のイメージとして、日本と安全保障協力を進めれば、それに乗じて日本がまた悪いことをやるのではないかという、いわば歴史の記憶に直結してしまう。根底に『日本は信用ならない』という思いがあり、理屈ではなく、感情レベルで反射的に反応してしまうところがある。手続きを公開で行っていたら、もっと早く協定はつぶれていたかもしれない」

日本と秘密裏にGSOMIAを結ぼうとしたとして、批判されたイ・ミョンバク政権は、その後、世論に迎合するかのように、反日感情に訴える行動に出る。

8月10日、韓国大統領として初めて、韓国が不法占拠している島根県の竹島に上陸。

以下ソース先で

2019年12月5日 15時44分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191205/k10012203081000.html