最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

漫画『鬼滅の刃』が大ヒットした理由wwwwwwwwwwwwww

スポンサーリンク

1 :2020/01/15(水) 15:45:41 ID:OZV+7qQX9.net

https://news.j-wave.fm/news/2020/01/110-4.html

2020年01月14日

J-WAVEで放送中の番組『GOLD RUSH』(ナビゲーター:渡部 建)のワンコーナー「CURIOUSCOPE」。1月10日(金)のオンエアでは、マンガソムリエ・兎来栄寿さんが漫画『鬼滅の刃』の魅力を紹介。類を見ない大ヒットを記録している理由を分析した。

2016年から『週刊少年ジャンプ』で連載中の、漫画『鬼滅の刃』(著・吾峠 呼世晴)。単行本売上で『ONE PIECE(ワンピース)』を抜き、空前の大ヒットを記録している。作品の魅力について、マンガソムリエ・兎来栄寿さんが語った。

渡部:これほど大ヒットしている理由って何ですかね?
兎来:実はですね、最初は単行本があまり売れていなくて、私も(連載が続くかどうかの決め手になる)『週刊少年ジャンプ』のアンケートを送って応援していました。ブレイクした大きな要因は、アニメ版のクオリティがすごかったことですね。『Fate』のアニメシリーズを手掛けるufotableっていうスタジオが制作しています。とくに「神回」と言われているのは、アニメ版19話。作画と演出が素晴らしくて。原作者が20くらい観てぼろぼろ泣いちゃった、という逸話もあるくらい。映画並のクオリティを毎週、放送していました。
渡部:へえ! アニメで(人気の)火が付いたってことですね?
兎来:そうですね。そこから爆発した印象です。

渡部:なるほど。ヒットの指針として『ONE PIECE』が引き合いに出されていますけど、どのぐらいすごいことなのですか?
兎来:2018年9月29日の時点では、シリーズ累計発行部数が1200万部だったんですね。そして2018年12月4日に18巻が発売された際には、累計発行部数が2500万部に到達しました。2ヵ月で1300万部というのは、ありえない数字。1300万部という数字自体、『寄生獣』や『夏目友人帳』といった名作の累計発行部数に匹敵するんです。集計の期間によっては、『ONE PIECE』をも超えている、ということです。
渡部:なるほどねえ。漫画界における、久々のメガヒットということでしょうか。
兎来:例がないほどの大ヒットです。

■どんなストーリーなのだろうか?

兎来:家族を鬼に殺されてしまい、生き残った妹も鬼にされてしまった、竈門炭治郎(かまどたんじろう)が主人公です。家族の仇を討つため、妹を人間に戻すため、鬼たちと戦います。
渡部:鬼を滅する刃ということですね。作品の魅力やすごさは何でしょうか?
兎来:“ジャンプらしさ”と“ジャンプらしくなさ”を合わせ持った作品です。ジャンプの要素である“友情・努力・勝利”というよりも、家族愛が含まれた“愛・努力・勝利”だと思っています。さらに、日本人が思う「散りゆく桜は美しい」といった“もののあわれ”や“衰滅の美”といった感覚が作品全体に宿っていますね。戦う鬼たちも、何かしらの思いや無念を抱えた人間であることもポイントです。そんな鬼たちに、人間がもろく儚い命を燃やして戦う。悲しい、けれど美しくて胸を打つシーンがいっぱいある作品です。

■『鬼滅の刃』の主人公、竈門炭治郎の一味違ったキャラクターについて解説した。

兎来:今までの『週刊少年ジャンプ』作品の主人公たちとは違った部分があります。かなりの自己肯定感があり、前向きな性格をしています。ダークファンタジーの主人公というのは、だいたいが陰鬱だったり暗い性格の主人公が多いんです。一方、竈門炭治郎は前向きで、妹を大切にするような家族愛もあり、好感が持てる主人公です。こういった新しさが、令和を感じる作品だなと思います。
渡部:どういう人に読んでほしい作品ですか?
兎来:『ONE PIECE』や『ドラゴンボール』といった作品にピンと来なかった人でも、『鬼滅の刃』なら、もしかしたら刺さるかもしれません。ジャンプ作品が苦手だなって思う人に読んでほしいですね。