1 :2020/03/17(火) 07:00:01 ID:P2kEny959.net
(台北中央社)新型コロナウイルスの感染者が海外から流入するケースが相次いでいるのを受け、中央感染症指揮センターは16日午後、新たに42カ国と1地域への渡航の警戒レベルを最高水準のレベル3に引き上げると発表し、不要不急の渡航自粛を勧告するとした。17日付で施行となる。これらの国に不要な渡航をした上、規定への違反、感染が確認された場合には、氏名を公表する方針。
衛生福利部(保健省)疾病管制署は感染リスクが高い国・地域に「感染症渡航情報」を出している。この日、レベル3に引き上げられたのは東ヨーロッパ13カ国、中東15カ国と1地域、北アフリカ5カ国、中央アジア9カ国。すでにヨーロッパや中東28カ国がこれに加えられることが発表されており、17日以降は中国やイタリア、韓国、イランを含め70以上の国・地域が対象となる。日本やシンガポールなどは「レベル2」とされている。
16日の会見で新たに発表された8人の感染者は、いずれも海外からの帰国者だった。台湾内で確認された感染者数は計67人となり、このうち海外での感染は40人を占め、国内での感染を上回っている。
同センターは水際対策をさらに強めるとして、新たな措置を発表。レベル3の国に不要な渡航をし、帰国の際に虚偽の申告を行うなど関連の規定に違反した場合には相当の処罰を下す。最高で100万台湾元(約350万円)の過料を科し、氏名も公表する。検疫や隔離の対象者は補償金の申請が可能だが、これらの人の受給は禁止とする。
また、日本などレベル3以外の国や地域から17日以降に入国した健康保険に加入していない短期滞在者は、台湾で発症した場合、受診や検査にかかる費用について自己負担とする。