最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

日米韓におけるコロナ対応能力の比較。だが1番うまく行ってるのは日本だと認められない馬鹿がいる

スポンサーリンク

1 :2020/03/19(Thu) 10:41:35

コロナパンデミックにおける日米韓の対応能力比較
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyayukiko/20200319-00168178/

初動を誤った各国

私が住むアメリカ東部にもとうとうコロナウイルスパンデミックの波が到達してしまった。近所のスーパーでは買い占めが起こり、教会は集まりを自粛し、職場はリモートワークに切り替わった。
小中高は閉まり、大学の授業はオンライン授業に切り替わっている。アメリカは三月に入って急にこうした極端な対策を始めたが、そもそも米国疾病予防管理センター(CDC)を含めて政府が初動を誤ったせいで急速に国内感染が広がってしまった。

初動を誤ったせいで危機が拡大しているのは韓国にも日本にも言えることだ。感染症パンデミックに対して、どの国も初期に満足な対応ができなかったのは、今度の課題といえる。
幸いコロナウイルスは八割の感染者は軽症もしくは無症状で致死率も3%程度という、殺傷力の強くない感染症だ。これがより深刻な感染症だったらと想像すると背筋が凍る思いがする。

柔軟な規制緩和ができずに初動対応で失敗した米国
アメリカでは、一月下旬に国内最初の感染者がワシントン州で確認された。これを受けて、地域の感染症専門家とその研究チームがインフルエンザ検査を転用して、コロナウイルス検査を実施する方法を提言し、何度も連邦政府に協力を求めたが拒否され続けて何週間も経ってしまった。彼らは二月下旬に入って、これ以上は待てないと政府の承認なしにウイルス検査の実施を敢行した。

だが、この研究チームは独自の検査を即時ストップすることを求められた。

連邦政府が彼らの要請を拒否し、検査を中止させた理由は、この研究チームの研究対象がインフルエンザであり、それをコロナウイルスに変えての検査の転用は許可できないということと、医療行為に直接関わる許可を得ていないということだった。
つまり、研究倫理に関する規制を優先した結果、感染状況を早期に把握することに失敗してしまったのである。

また、ほかの専門家も二月中旬頃から初動の重要性、検査の重要性を訴え続けていた。だが、米国は中国からの入国禁止措置で稼いだ時間を事実上、無駄にした。
民間の研究機関が独自に検査を開発できるようにしようという声もあったが、米国食品医薬品局(FDA)がそれを許可することはなかった。CDCに至っては、独自検査の開発にこだわった結果、最初に開発された検査が失敗作だった。

現在では、トランプ大統領もCDCも、国内で感染が広がった原因は広範な検査を早期実施することに失敗したせいであるということを認めている。

いかに柔軟に規制を緩和し柔軟に対応できるかが、緊急事態における国家の対応力を左右するといえるだろう。