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【医師会】医療崩壊「福岡は目前」 日本医師会・横倉義武会長インタビュー

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1 :2020/04/26(日) 10:00:21 ID:1HXWJBG69.net

ワクチンなければ五輪困難

 日本医師会の横倉義武会長(元福岡県医師会長)が西日本新聞のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染者が急増している福岡県について「医療崩壊の一歩手前」と強い危機感を示した。
マスクやガウンなど医療現場で不足する感染防護具を早急に供給するよう訴えたほか、緊急事態宣言やPCR検査拡充のタイミングに関しては「政府の判断が遅かった」と指摘した。

 −新型コロナウイルス感染者の増加で、都市部の病院を中心に病床が逼迫(ひっぱく)している。
 「当初はPCR検査で陽性反応が出た人を全員入院させたため、病床が足りなくなってきた。
福岡県内の感染者も600人台まで増え、東京都と同程度に医療崩壊の懸念がある。今は一歩手前で食い止めているが、このまま増えると危ない。軽症者はホテルに移すなど適切に対処してほしい」
 「最大の課題は院内感染だ。医療従事者が感染すると、病院の機能が落ち、医療崩壊につながる。マスクなどの感染防護具が不足しており、政府には早急に手を打つよう求めている」

 −院内感染を恐れ、一般の救急患者のたらい回しも起きている。
 「救急患者の感染を確認するのは難しいが、もはや病院に来るすべての患者が感染しているかもしれないとみて対応すべきだ。
救急の現場には、特に感染防護具を集中させたい」

 −自宅待機中だった埼玉県の軽症患者が死亡した。
 「新型コロナは急速に症状が悪化するのが特徴。感染者自らが自宅で容体の変化を把握するのは難しい。ホテルなどの施設で、常駐の看護師が血液中の酸素濃度を測るといった管理が必要だ」
(続く)
2020/4/26 6:00 (2020/4/26 6:17 更新)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/603689/