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【北海道】バターなどの加工品も過剰在庫 江藤農相「買い物の際、牛乳やヨーグルトをふだんよりもう1つ買って」

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1 :2020/05/10(日) 19:56:32 ID:z4bDBDN99.net

(抜粋)

乳製品の加工にも限界が
「ついこの間にはバターが不足していたんだから、保存が利く乳製品にどんどん加工すればよいのでは」という声も聞こえてきそうです。でも、それも限界があります。

日持ちがしない飲用牛乳や生クリームの代わりに、チーズやバター、脱脂粉乳など保存期間の長い製品に加工することは、これまでも行ってきました。

生産者団体のホクレンが3月に乳業メーカーに販売した量を見ると、牛乳向けがおよそ12%、生クリーム向けが5%余り減った一方で、脱脂粉乳やバターに回る量は15%以上増加しました。

この結果、何が起きたかというと、脱脂粉乳の過剰在庫です。このペースが続くと乳業メーカーもこれ以上、作れなくなってしまう懸念があるというのです。

酪農家からは「こうなってしまうと最悪の場合、生乳の廃棄の可能性も否定できない」という悲観的な声さえ出ています。
国も生産者団体も対策に走る
こうした事態に、北海道の鈴木知事だけでなく、江藤農林水産大臣も異例の呼びかけを行いました。

江藤農相
「買い物の際に牛乳やヨーグルトをふだんよりもう1つ買ってもらえれば、酪農家の生産を守ることになるので協力をお願いしたい」
加えて、補助金を出して脱脂粉乳を家畜の餌に回すという苦肉の策まで始めています。

また、ホクレンなどの生産者団体も、ホームページやインスタグラムで牛乳をふんだんに使う料理も紹介して、消費拡大を訴えています。

全国的な生乳の生産は、一時は停滞してバター不足を引き起こしました。その後、北海道を中心に回復し、このところは生産量が持ち直してきていました。そのやさきの今回の事態に、酪農家の間にも戸惑いが広がっています。

それだけに不要不急の外出を控えているこの際、健康にプラスになるのはもちろん、酪農家を助けることにもなると思って、牛乳や乳製品をいつもより少し多くとってみる機会にしてみてはどうでしょうか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200510/k10012421841000.html