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【東京五輪】「中止は苦しい」「無理に開催違う」 五輪、選手は複雑

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1 :2020/07/22(水) 23:21:37 ID:CAP_USER9.net

7/22(水) 12:00配信 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a180c0ec93af78360ebdea8224fabd957eba817

 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京オリンピック(五輪)は23日、2度目の「開幕1年前」となる。先行きはなお不透明なまま。「五輪で戦えるなら他には何も望まない」「参加できない国があるなか開催するのは違う」。日本選手たちの胸の内も、揺れ動いている。

■松元克央(競泳)

 プールがあって、ライバルたちがいて、レースができる。無観客でもいいから、世界で一番強い選手を決める場所が欲しい。僕の願いはそれだけです。世界選手権でメダルを取ってから、五輪に向けて人生で一番と言っていいほど自分を追い込みました。蓄えた力を発揮できる機会がなければ、僕は頑張れません。

 去年は、五輪が延期になるなんて思いもしなかった。2度目の五輪1年前。いまは「本当に来年開かれるのかな」という考えが頭をよぎってしまいます。うまく気持ちをつくらないといけない。筋力トレーニングで持ち上げる重量、スクワットの回数――。何でもいいから、過去の自分より強くなったと言えるところを探すようにしています。

■中村匠吾(マラソン)

 いろいろ難しい部分があるとは思いますが、選手としての本音を言うと、五輪本番では沿道で応援してくれる人がいて欲しい、と思います。

 新型コロナの影響で競技場が使えないなど厳しい状況の中、このまま練習を続けていていいのかという葛藤もありました。ただ、練習中に「1年延期になったけど頑張ってね」と声をかけてくれる人が増え、大きな心の支えになりました。

 レースでも練習でも、声援はモチベーションになります。中止になるんじゃないかと不安になることもありますが、ウイルスに関して選手はコントロールできません。応援に結果で恩返しするという気持ちで、また、良い大会になることを願って一日一日努力していくことが最善だと思います。

■三宅宏実(重量挙げ)

 五輪が開催されるだけでもうれしいことなので、簡素化されても多くは望みません。でも、本当は満員になった会場で試合を経験してみたい。重量挙げの国内大会はお客さんが少ないので、五輪の大歓声の中で試合ができたら、ものすごい力を発揮できるだろうなと感じます。

 新型コロナの影響で約10年ぶりに自宅で練習しました。家だとバーベルを床に落とせないので、気が抜けません。私が競技を始めた場所でもあり、久しぶりに家族と一緒に過ごせて原点に戻れました。五輪延期で張り詰めていた気持ちが一度はプツンと切れましたが、今はボーナスタイムだと前向きにとらえています。本当にダメだと思うまで調整を続けたいです。

■西村拳(空手)

 競泳のマイケル・フェルプスが、北京五輪で8個の金メダルを手にした姿が衝撃でした。「こんな化け物が五輪にはいるんや」って。空手は五輪競技ではなかったから、テレビの向こうは夢の世界でしたね。どれだけ努力しても届かない舞台だと思っていました。

 空手は今回が初の五輪です。たまたま僕が現役の時に実施競技に入り、出場権を獲得できた。夢が現実になった。空手を知ってもらえる機会でもある。だから中止でもいいや、と簡単には思えない。開催してほしいというのが本音です。

 でも、そう言ってばかりもいられない状況です。新型コロナの収束が開催の前提でしょう。最高の状態で本番を迎えるために、いまの僕は前に進むだけです。

■寺本明日香(体操)

 五輪の魅力はスポーツの団結力だと思います。大会前の結団式に始まり、いろいろな競技の方と話したり、大会中もほかの競技を見たりするのが、すごく刺激的です。体操だけでやる世界選手権とは違います。

 一方で、もし五輪が開催されなくても、自分が見せられることはあります。新型コロナの中、色々と試行錯誤している競技団体はあるし、体操もやっていかないといけない。そういう意味では、五輪がすべてではないなと思います。

 2月に左アキレス腱(けん)断裂という大けがをしました。東京で私の人生を語るような演技がしたい、とやってきたんですけど、またさらに語るものができました。そういった魅力を出せる演技をしていきたいです。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)