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【仏教】浄土真宗の僧侶「死んだあとが楽しみ、佐々木希と添い寝したい」

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1 :2020/10/06(火) 03:39:16.48 ID:oz6CFpSt9.net

 人間誰しもが抱える「死」への恐怖。しかし常日頃から人の死に関わっている宗教者であれば、その恐怖も感じないのだろうか?

※省略

 お坊さんであれば、本当に死の恐怖は乗り越えられるのか? その真相をお坊さんたちに直撃取材した。

◆お坊さんでも死ぬのは怖い!?

「そんなの、人それぞれですよ」と笑うのは、住職の東田さん(仮名・臨済宗・60代)。東田さんは僧侶だからと一括りにできるわけではないと語る。

「ほとんどのお坊さんは世俗の人と同じ生活をしていますからね。お坊さんだから普通の人と違うわけではありません。大病をしたり年を取ったりしたら心細くなるのは、みんな同じです。元気な時は『死ぬのは怖くない』と言えるでしょうが、実際に死に直面してみないと分かりません」

 東田さんは40代の頃に肺がんを発症。症状はステージ?と呼ばれる重い段階まで進み、放射線治療などを長年行い闘病してきた。

 今は完治しているという東田さんだが、当時は恐怖などを感じなかったのだろうか。

「がんを患った時も、『死ぬかもしれない』とかは特に感じませんでした。これは性格ですね(笑)。現代社会でも、ストレスを溜めやすい人・溜めにくい人がいますが、それと同じだと思います。『なんとかなる』と信じて思い詰めずにいられたからこそ、治療もうまくいったんだと前向きに捉えています」

 僧侶であるかどうかは関係無いと笑う東田さんだが、「偉いお坊さんなら違うかもしれない」という。

「よほど達観しているお坊さんであれば、死への意識も違うかもしれません。ウチの宗派の管長(※仏教各宗派で宗門の行政をとりしきる人物)は飛行機が苦手で、『墜落するんじゃないか』と乗るのを怖がっていました。でも出張で飛行機に乗らねばならず、機内で座禅をして乗り切ったそうですよ」

 人間として恐怖は感じていても、お坊さんとして打ち勝とうという姿勢なのだろう。同じお坊さんでも年代や宗派が違えば考えも異なるのだろうか。

◆「死んだあとが楽しみ」達観しているお坊さんも

 20代〜30代のお坊さんたちにコメント調査を行ったところ、「死ぬのは当然怖い」「死ぬのは怖くないが、痛みは怖い」など多種多様な意見が挙がってきた。

 小川さん(仮名・浄土真宗・20代)は「痛い死に方をしないか怖いですね」と語る。

「死への恐怖と痛みへの恐怖は別物だと感じています。人間はいつどうなるのか分からないので、死ぬ恐怖はありません。でも痛みは別です。僧侶だからこうと括れないほど、生死観は難しいと思っています」

 では、話題になったツイートのようにバンジージャンプをした場合、本当に脳波はブレないのだろうか。

「あんまり大きな声で言えませんが……浄土真宗のお坊さんがバンジージャンプしたら、脳波はブレブレだと思いますよ(笑)。浄土真宗では臨死体験やそれに近い修行をしませんからね。例えば日蓮宗さんなら『大荒行』という命がけの修行があるので、極限状態にも耐性があるかもしれません」

 大荒行とは、真冬に100日間行われる修行だ。僧侶たちがふんどし一枚で井戸水を頭からかぶり、読経を繰り返すというもの。まさに命がけといっていい。

◆死んで自在な存在になったら「佐々木希と添い寝したい」

 一方、達観した意見を出してくれたのは、同じく浄土真宗の僧侶、広川さん(仮名・30代)だ。一児の父でもある広川さんは、「まだ子供も小さいので死にたくはないですが、死ぬのは怖くないです」と前置きした上でこう語ってくれた。

「死んだら仏になりますからね。苦しみや悩みが全部なくなって、自在な存在になれるのは楽しみのひとつです。命の行き先を知っておくのは大切なことだと思います。死ぬ時に、この世を去る寂しさは必ずあるでしょう。でも、死んだらどうなるんだ!? って恐怖はないです」

 広川さんに「死んで自在な存在になれたら何がしたいですか?」と尋ねたところ、「佐々木希と添い寝とか、ハワイに行ってみたいです(笑)」と茶目っ気あふれる返事が返ってきた。

 お坊さんといっても中身は個々の人間。死や痛みへの恐怖を乗り越えることも修行なのかもしれない。<取材・文/倉本菜生>

2020年10月4日 15時50分
https://news.livedoor.com/article/detail/19001845/