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カタルーニャ独立にロシアが1万人の軍隊を派遣する計画があったと発覚。スペインが騒然

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1 :2020/10/30(金) 19:51:00.50 ID:A5gYfrWx9.net

◆カタルーニャ独立運動の背後に蠢くロシアの陰

 10月28日、スペイン治安警察はカタルーニャの独立を支援する政治組織「民主ツナミ」に関係している企業経営者ら21人を逮捕した。2017年10月に実施された独立を問う違法住民投票を資金面で協力し、またベルギーに逃亡したプッチェモン前州知事への政治的支援として公的資金を横領したという容疑からである。

 また治安警察は今回逮捕した彼らがカタルーニャの独立連合「ジュンツ・ペル・カタルーニャ」並びに政党「カタルーニャ共和国左派」と繋がっているものと判断している。

 更に、治安警察はこの事件の捜査を進めて行くにつれて、逮捕された彼らの間で交わされた通話が治安警察によって盗聴され、そこからカタルーニャが独立した暁にはロシアから1万人から成る軍隊を派遣する用意があることも判明したのである。

 この軍隊というのは、プーチン大統領が直接関係しているロシアの傭兵部隊ワグナーの隊員を派遣していたであろう筆者は見ている。

◆スペイン各紙が一斉報道した「ロシア兵1万人派遣計画」

 ホアキン・アギッレ判事の指揮のもとに進められているこの事件の報告書には「2017年秋にロシアはカルレス・プッチェモンに支援することを約束して、カタルーニャが独立宣言をした際に1万人の軍隊を派遣して、それを受け入れた場合には恐らく悲劇的事態になり多数の死者を伴う国家紛争に発展したであろうと」と各紙が報じた。

 ロシアがスペインに1万人から成る軍隊を派遣する用意があった、という判事の報告書の内容にスペインの大半のメディアが関心をもち早速報道したのである。(参照:「El Nacional」、「El Mundo」、「ABC」)

◆EU加盟国内での独立勢力に強い関心を示すロシア

 事の発端は独立派政党「カタルーニャ民主集中」の外交を担当していたビクトル・テラデーリャスが5か月前からゴルバチョフの時代に創設されたロシアの「あるグループ」とクリプトコインの基盤づくりで関係を持っていた。カタルーニャ州政府は独立した暁にはクリプトコインを採用することを考えていたからだという。

 このグループがテラデーリャスにロシアはプッチェモンに1万人の部隊を送ることとカタルーニャが抱えている負債を決済する意向のあることを伝えたというのである。ロシアが望んでいるのはカタルーニャをスイスのような中立国にしたいということであったという。

 ロシアのグループがカタルーニャの独立を支援するには動機のようなものが必要なはず。突然、軍隊を送るといった提案はしないはずだ。実は、その動機となった一つと思われるのは昨年11月に例えばスペイン電子紙『20minutos』(2019年11月22日付)で取り上げられている。

 この記事によると、テラデーリャスが2017年にプーチンに繋がる有力議員セルゲイ・マルコフに接触してカタルーニャはクリミアのロシア併合を認めることを条件にロシアはカタルーニャの独立を支援して欲しいことを表明したというのである。それに対してマルコフはカタルーニャ紙『El Periodico』の取材に答えて、「ロシア政府はカタルーニャの件に関して関心がない」と回答したことが同電子紙でも掲載された。

 しかし、これは飽くまで外交上の駆け引きで、マルコフはそのような回答をしたまでのことで、ロシアはEUの勢力を弱めるべくEU加盟国の中にある独立問題については常に強い関心を持っていることは公然の事実となっている。

 また、別の情報筋によると、ロシアはカタルーニャが独立した暁にはバルセロナ港をロシアが利用できるようになることも条件としてつけたという。

全文はソース元で
https://news.infoseek.co.jp/article/harborbusinessonline_20201030_00231282