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【日刊ゲンダイ】 日本はまだ 「GoTo」推進するのか、英仏の失敗例に学び見直す時期ではないか

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1 :2020/11/14(土) 10:09:01.85 ID:kqk/bsBs9.net

12日、ついに全国の新型コロナウイルス感染者が過去最高を更新したというのに政府の対応はいかにもぬるい。

日本医師会の中川俊男会長は11日、「第3波と考えてもよいのではないか」と指摘。しかし、加藤官房長官は12日、
「(第3波について)政府は具体的な定義を定めているわけではない」と述べるのみ。自民党の二階幹事長に至っては、
12日収録のテレビ番組で、「Go To トラベル」を来年5月のGWまで延長すべきだと発言している。

欧州一コロナによる死者が多いイギリスで先月30日、興味深い調査結果が発表された。

英ウォーリック大によると、外食産業を支援する政府の事業「Eat Out Help Out(外食して支援しよう)」が、
コロナの感染拡大に影響を与えたというのだ。このキャンペーンは、特定の曜日に外食をすれば、
最大50%の飲食代を政府が負担する制度で、今年8月に実施された。日本の「Go To イート」に似た取り組みだ。

調査結果によれば、キャンペーンに参加した飲食店が多い地域では、クラスターが顕著に増加したという。
加えて、キャンペーン中は売り上げが上がったものの、終了後は客足が遠のき、経済効果は持続しなかったと報告されている。

さらに、ひたすら「Go To」推進の日本政府の姿勢は、2度目のロックダウンを招いたフランスと重なる。

フランスでは3月17日から5月10日までロックダウンを行い、感染拡大は一時期収まった。
しかしその後、「ウイルスと共に生きる」と経済優先の政策に転換。フィリップ前首相は7〜8月の夏の旅行を推奨した。

観光業の規制は緩和され、国内旅行が盛んとなった。ところが、8月から感染者数がどんどん増加。
10月末には1日の感染者数が5万人を超え、ついに同30日、2度目のロックダウンに突入した。

日本は世界の失敗事例から学び、「Go To」を見直す時期ではないか。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/281281