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北川景子もハマっている「盛り塩」なぜ広まった? 意外な注意点も

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1 :2021/03/08(月) 08:18:26.85 ID:CAP_USER9.net

3/7(日) 9:06
日刊ゲンダイDIGITAL

北川景子もハマっている「盛り塩」なぜ広まった? 意外な注意点も
盛り塩にはまっている北川景子(C)日刊ゲンダイ
 先月、バラエティー番組に出演した女優の北川景子が、どこにでも塩を盛る癖があるというエピソードを披露。このときは番組の性質上、変人扱いされて笑いになる流れになったが、北川はいわゆる「清めの塩」をやっているだけだ。

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 ただ、「清めの塩」といっても意味や方法が漠然としている。

 そもそも塩が習俗として清めに使われるようになったのは、神道との関係だろう。宗教法人・神社本庁の公式サイトでは、黄泉の国から戻った伊弉諾尊が海水で禊祓を行ったという神話を起源に、〈身を清めたり、海水を沸した「塩湯」が、病気治療や無病息災のために用いられるといった風習に繋がっていきました。これも塩が持っている優れた浄化力や殺菌力を知っていたためです〉と説明する。

 あらためて「神塩」を500円で販売している東京大神宮(東京都千代田区)に神道的な使い方について聞いた。

「葬儀に行って家に入るときに清めの塩として、おはらいで使うのが一番身近な使い方だと思います。会葬には必ず塩がついています。ただ『神塩』は料理に使ってもかまいません。お守りに入れたり、携帯して、何かのときに清めてもらうのもいい。悪霊邪気が入ってこないように盛り塩で使ってもよいでしょう」
「厄よけ効果は証明できません」

北川景子もハマっている「盛り塩」なぜ広まった? 意外な注意点も
天然塩の方が盛りやすい(C)日刊ゲンダイ
 一方、この盛り塩、料亭など和食料理屋の門口に見つかる。これも悪霊邪気払いなの? 赤いキャップをつけた宅上塩で知られる「東京ソルト」(東京都中央区)にたずねた。

 同社サイト「塩のまめ知識」では「盛り塩」は中国の故事にもある客を招く縁起担ぎと説明する。

「盛り塩のために塩を卸していませんが、弊社でも盛り塩を扱おうとして調べたことがあります。盛り塩は関西のほうが多くて、東京ではあまり聞きません。それぞれの地方で、昔からの習わしもあります。ただ、最近は盛り塩は広まっていて、四角錐や円錐の盛り塩をつくる道具も売っています」

 盛り塩の効果についてはどう考えるか……。

「厄よけについては基本的にスピリチュアルの世界になります。効果は証明できません。塩が使われるのは吸湿性もあるのでしょう。厄みたいなものを取ってくれると。ただ長く塩を置いても、吸える水分には限度があります」

 盛り塩には天然の塩がいいという説もある。精製塩は四角形になるのでフレーク状の天然塩のほうが盛りやすいようだ。殺菌作用などさまざまな合理的な面と相まって塩は今のような使われ方になってきたようだ。

 盛り塩には「盛り花」という美しい別名もある。文化として楽しめる範囲でやってみるのが正解か。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f5f1accf1460b67efd6e2a0ec8c5805c78ca70