最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

【BPO】“テラハ”人権侵害があったとまでは断定できない 放送倫理上問題があったと判断 木村花さんの母親が審理を申し立て

スポンサーリンク

1 :2021/03/30(火) 22:03:37.07 ID:CAP_USER9.net

フジテレビの番組「テラスハウス」について、BPO(=放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会は出演者への配慮に欠けていた点で、放送倫理上問題があったと判断しました。

テラスハウスをめぐっては、プロレスラーの木村花さんが番組での言動からネット上で激しい批判を受け、その後、自殺したことから、木村さんの母親が「人権侵害があった」として、BPOに審理を申し立てていました。

申し立ての中で母親は、フジテレビ側が花さんに対し、別の出演者に暴力を振るうよう指示したり、副音声で花さんに対する誹謗(ひぼう)中傷をあおり、視聴者を介して人権を侵害したと主張しました。

これに対し、BPOは花さんが亡くなっていることもあり、事実関係が確認できない他、花さんが自殺する1か月半ほど前、自傷行為に及んだあとは、フジテレビが一定のケアを行い、番組の放送も一定の慎重さをもって判断していたと認め、人権侵害があったとまでは断定できないとしました。

一方で、BPOは視聴者の反発は、ドラマなどでは架空の登場人物に向けられるのに対し、リアリティー番組では、出演者自身が直接引き受けなくてはならない構造にあると指摘。花さんがネット上での批判を受け、自傷行為に至るという深刻な状態にある中、フジテレビには、花さんの身体的・精神的な健康状態への配慮に欠けていたとして、放送倫理上の問題があったと判断しました。

なお、今回の判断について10人中8人の委員が賛同する一方、2人の委員が、フジテレビに対し、より厳しい判断を下すべきという少数意見を出しています。

フジテレビは「改めて木村花さんのご逝去に対し、お悔やみを申し上げます。今回の委員会決定を真摯(しんし)に受け止め、今後の放送・番組作りに生かしてまいります。番組制作に伴うSNS上の対策や、課題については、新設したSNS対策部門を中心に、組織的に取り組んでいく所存です」とのコメントを発表しました。

2021年3月30日 21:44
https://www.news24.jp/articles/2021/03/30/04848051.html