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【パナソニック】バブル世代のサラリーマン達に4000万円の上乗せタイム開始 早期退職募集

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1 :2021/05/22(土) 12:28:49.83 ID:8zB1UfHa9.net

5月17日、週刊ダイヤモンドがスクープとして報じたパナソニックの早期退職募集のニュースが大きな波紋を呼んでいます。

【参考リンク】パナソニック「退職金4000万円上乗せ」で50歳標的の壮絶リストラ【スクープ】

早期退職募集のニュースは珍しいものではありませんが「事業は人なり」をモットーに、何より人材育成と雇用維持を重視した松下幸之助のパナソニックが、長年にわたり育成してきたはずの50代をターゲットにリストラを手掛けることが注目されているようです。

また4000万円という高額な割増退職金額も注目を集める理由でしょう。通常、大手企業が早期退職を募集する場合の割増退職金の相場は2年程度が相場ですから、おおざっぱに言っても相場の2倍以上と言っていいでしょう。

割増退職金の額は「会社が対象となる従業員にやめてほしいと思っている本気度」に比例します。「従業員が宝だ」と言い続けてきたパナソニックの本気のリストラに時代の趨勢を感じたビジネスパーソンも多いことでしょう。

バブル期の88〜91年、日本では新卒採用が空前の売り手市場となり、電機各社は例年の2倍以上となる千人近い新卒採用を行いました。
バブル崩壊後は採りすぎたことに気づきますが、終身雇用では解雇はできませんから、各社とも(研究職以外の)新卒採用見送り等で一気に採用枠を減らしました。結果、誕生したのが就職氷河期世代です。

終身雇用制度の建前上は、そうまでして守った人材は年功を積んで価値を増し、50代ともなれば組織をけん引する戦力となるはずでした。でも現実は「4000万円出すので頼むから辞めてほしい」と会社に懇願される人材を多数輩出してしまったわけです。

「氷河期世代を生み出し、第二のベビーブーム世代を育成することに失敗して日本が長期衰退コースに入ることを確定させたかわりに、4000万円払ってでもやめてほしい人材しか育成できませんでした」という現実こそ、失われた30年の本質でしょう。

https://news.yahoo.co.jp/byline/joshigeyuki/20210520-00238819/