最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

【気候変異】ギリシャで最高気温47.1度、欧州の観測史上最高 欧州南部で続く記録的猛暑 山火事多発で大気汚染も悪化

スポンサーリンク

1 :2021/08/06(金) 19:58:18.67 ID:XAl55v5K9.net

ギリシャ・ケファロニア島(CNN)欧州南部で異常な猛暑や山火事が続いている。ギリシャでは3日の最高気温が47.1度に達し、欧州の観測史上最高に迫った。

ギリシャは過去数十年で最悪の熱波に見舞われ、全土で山火事が発生し続けている。

猛暑に対する警戒警報は、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、イタリア、ルーマニア、セルビア、トルコでも発令された。トルコでは山火事のために観光客が避難を強いられている。

ギリシャの首都アテネでは、郊外で3日に燃え広がった山火事のために大気汚染が悪化。市民に対し、窓を閉め切って外出を控えるよう呼びかけが行われている。文化省は今週、猛暑を理由にアクロポリスなどの古代遺跡を現地時間の正午から午後5時まで閉鎖した。

ギリシャ消防局は4日、過去24時間で78の森林火災現場に出動したことを明らかにした。アテネ北東部のエビア島でも猛烈な火災が続いている。

トルコでも極端な猛暑にあおられて山火事が続き、国営アナトリア通信によると、3日の時点でムーラ県とアンタルヤ県で少なくとも8人が火災のために死亡した。

欧州ではスペイン、ギリシャ、イタリアのサルデーニャ島も先週、大規模な山火事に見舞われていた。欧州北部で200人以上の命を奪った大規模な洪水から1カ月もたっていなかった。

欧州のコペルニクス大気監視サービス(CAMS)は4日、地中海地域は「山火事多発地帯」になりつつあると指摘。現在発生している山火事の煙によって、大量の汚染物質が大気中に放出されているとして警戒を促した。

CAMSのデータによれば、トルコやイタリア南部では山火事が強くなって汚染物質の放出量が増え、モロッコ、アルバニア、ギリシャ、北マケドニア、レバノンなどにも影響が及んでいる。

衛星画像には、火災による噴煙がトルコ南部から東地中海盆地を横断する様子がはっきり写っているという。

ギリシャでは3日、200地点以上で40度を超す気温が観測された。テッサロニキのランガダスでは最高気温47.1度を記録。ギリシャのアテネで1977年に記録した欧州史上最高の48度に迫った。

ギリシャの気象庁は、4日から5日にかけても火災の危険が極めて高い状況が続くと予想している。

3日には首都の北部で火災が広がり、当局が郊外の住民やオリンピック村の住民に避難を呼びかけた。アテネ郊外にあるタトイ宮殿にも危険が迫っている。

コス島やエビア島、ペロポネソス半島でも大規模な火災が発生し、一部の住民が避難を強いられている。

ニコス・ハルダリアス市民保護担当副大臣は3日、ここ数日は過去40年で最悪級の熱波が続いていると語った。

4日の記者会見でハルダリアス副大臣は、これまでのところ住宅76棟と事業所27棟が深刻な被害を受けたと推定されると説明した。バシリス・キキリアス保健相によれば、70人以上が呼吸器系の問題のため病院に搬送されたという。

欧州委員会は、被災国の消火活動支援に24時間態勢で取り組んでいると述べた。4日には消防機2機がフランスからイタリアの火災現場に派遣され、キプロスの消防機2機はギリシャ支援にあたっている。

オランダとチェコ共和国はアルバニアにヘリコプターを派遣。スロベニアは北マケドニアに消防士45人を派遣した。
https://news.livedoor.com/article/detail/20650465/