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【悲報】 「海賊版で読みました」無邪気なファン 「ネギま!」赤松健さんの怒りポイント

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1 :2022/01/08(土) 18:27:02.67 ID:PMg+Zkzu9.net

漫画を無断掲載している海賊版サイトを利用しないよう、出版各社が協力して呼び掛ける「STOP!海賊版」キャンペーン(出版広報センター公式サイトより)

 「魔法先生ネギま!」や「ラブひな」などのヒット作で知られ、日本漫画家協会常務理事も務める赤松健さんは、ベテラン漫画家として雑誌連載を続けながら海賊版被害と戦い続けてきた。2022年参院選への立候補を表明したことでも話題となった赤松さんに違法アップロード問題への思いを聞いた。(時事ドットコム編集部 太田宇律)

 ー赤松さんは執筆活動と並行し、海賊版被害とも最前線で戦われてきました。

 私は漫画家協会に入る前から、「Winny(ウィニー)」をはじめとしたファイル共有ソフトで作品を違法にアップロードされる海賊版被害に悩まされてきました。中には「ウィニーで読みました!」と無邪気にメールを送ってくるファンもいて、あまりの罪悪感のなさに驚いたことが、海賊版対策や啓発運動と関わり始めたきっかけです。

 ー現役漫画家として、海賊版被害の現状をどう感じていますか。

 まずお伝えしたいのは、出版社は漫画家の権利を守るためにとても努力しているということです。大変なお金と労力を掛けて違法サイトに対する削除要請を日々繰り返していますし、法改正にも尽力してくれています。近年は「鬼滅の刃」などのヒットや新型コロナウイルスによる「巣ごもり需要」の影響で、漫画需要は増えているんですよ。皮肉なことですが、被害が深刻化しているのは漫画人気の裏返しなのかもしれません。

 ー「ただ読み」への怒りをたびたび発信されています。

 自分では何も作り出していないのに、勝手に他人の著作物をコピーしてお金をもうけている人がいる。創作の過程をすっ飛ばして莫大(ばくだい)な広告収益を得ている。本当に許せません。最近の海賊版は画質も格段にきれいになっていますし、中には漫画のページの上に違法サイトの名前を「透かし」のように刻印しているものもあって、これらも「怒りポイント」の一つですね。いったい何様なのかと怒りが倍増します。

 われわれベテラン作家は紙の単行本を出してもらえますが、新人作家は電子版のみで活動している人が多いんです。これから売れようとしている新人作家にとって、海賊版が出回るダメージは特に大きい。海賊版の横行で創作者がやる気をなくしてしまい、将来世に出るはずだったヒット作が消えてしまうことを一番危惧しています。

 ー海賊版サイトはどうしてなくならないのでしょうか。

 国内最大規模だった「漫画村」もそうですが、海外サーバーを経由するなど運営者の身元を隠す「バリアー」が何重にも施されていて、発信者情報の開示やアクセスログを取り寄せる手続きに多大な時間がかかってしまうことが原因の一つです。また、海外の警察に協力をお願いしても、被害の深刻さが伝わらず、真剣に対応してくれないことがあるのも問題ですね。

 ただ、全く手も足も出ないということはなく、海賊版サイトを紹介する「リーチサイト」の規制など、法改正で違法アップロードへの抑止力は少しずつ強まっています。検索サイトに働きかけ、海賊版サイトを表示させないようにする対策も大きな効果がありました。
     ===== 後略 =====
全文は下記URLで
(2022年1月6日掲載)

https://www.jiji.com/jc/v8?id=202201akamatu-shakaibuhatu