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ウクライナ人、正論「日本人だって日本のことをアメリカが勝手に決めたら怒るでしょう?」

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1 :2022/02/20(日) 11:52:46.26 ID:AzPGlQeZd.net

 緊張が続くウクライナ情勢を受け、日本でも同国からの留学生が、母国の行く末や家族らの安全に不安を募らせている。京都大の大学院で学ぶ女性は「日本では突然、戦争の危機が起きたと思われている。ずっと非常事態が続くウクライナの実情を、もっと知ってほしい」と訴えている。

 同国西部の古都リヴィウ近郊の村出身のアナスタシア・コウバさん(23)=京都市左京区。海外でも人気のアニメ「NARUTO―ナルト―」をきっかけに日本に興味を持った。現地の大学で獣医学を学びながら日本語を独学し、2019年10月に来日。現在は京都大理学研究科でエイズウイルス(HIV)の研究を続けている。

 ウクライナ情勢が緊迫化して以降、家族や友人たちとチャットなどで連絡を取り合い、英BBCをはじめとする海外の報道のチェックを続けている。両親や祖父母が住む故郷は同国の西部でロシア国境とは離れているが、仕事でロシアと行き来する親族や、ウクライナ軍に入隊している友人もいる。

 「もちろん、家族や友人はみんな軍事侵攻に対して不安を感じている。でも、それは以前から続いていることなんです。急に始まったことではないから現地の人々は平静にも見えますが、本当は心配しながら日常を過ごしているのです」

 コウバさんが指摘するのは、14年に起きたロシアによるウクライナ南部クリミアの一方的編入と、東部で発生した親ロシア派武装勢力とウクライナ軍との戦闘だ。両国は15年2月に停戦合意を結んだが履行されず、その後も紛争が続いている。

 「この状況が知られていません。ウクライナの人々はずっと緊張状態にあります」

 自国の安全保障のため、北大西洋条約機構(NATO)へ加盟する動きを見せるウクライナに、ロシアは強く反発。米国など西側諸国との交渉の行方が注視されている。

 「ロシアは歴史的に関係の深い国ですが、ウクライナは独立国。自分の国のことを自分たちで決めるのは当たり前です。日本の人々だって、日本のことを米国が勝手に決めたら怒るでしょう」と語るコウバさん。「日本にいる私にできることは限られているので取材を受けました。この機にウクライナの実情を知ってくれる人が増えたら」と願っている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cd5ce3ab8be7f7354ecf1b852a2f898cdf84d18e