【現役ママは見た！コロナと六本木の真実】ギャラ飲み、パパ活に押され…もはや六本木で“オワコン”になった水商売の未来

【現役ママは見た！コロナと六本木の真実】#5

　キャバクラ、高級クラブ、スナックなどの水商売産業は衰退の一途。現時点でも減収減益なのに、若者が来ないのでお客さんの高齢化が激しくてまったく先が見えないわ。老舗の店も例外ではなく、六本木では系列でもない店の合併が相次いでるの。昔は仲悪くていがみ合っていた店同士が合併に踏み切ったり、相手を選んでる余裕もないみたい。

　代わりにはやり始めたのは、ギャラ飲みやパパ活といった無店舗型の出会い。業者がアテンドするパターンも多いけど、アプリの場合は男女が直接やりとりして出会い、飲み、そして一線を越える。間に店が入っていないから、中間マージンがなくて安く済む。そりゃお客さんも流れるわね。高級クラブでシャンパンを開け、高い料金払ってるのにホステスを口説かず紳士的に飲むのが「粋」だなんて、昭和の考えで完全にオワコン。だからそんな絶滅危惧種みたいなオジサマはどこの店でも取り合いで、ひとたび飲みに出ようものなら呼んでもいないのに六本木中の高級クラブの重鎮ママたちがオジサマの前にズラリ勢揃い。ママ同士横の連絡網が出来上がっていて、もしその日に自分の店に来てくれなくても常に顔見せしておくことが大事で、絶滅危惧種が他の街に行かないように囲い込んでるんだって。どうなの、それ（笑）。

　老舗でもそんな惨状だから、他は推して知るべしね。ただ今の20代男子は7割が彼女いない、4割はデートすらしたことないっていうじゃない。そんな男子が、ギャラ飲みやパパ活のアプリを駆使して女の子と出会ってレストランを選んで会話をリードして楽しませて……なんて絶対に無理。

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