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紅白歌合戦は「特別企画の出演者の方が格上」「付録の豪華さで買わせる雑誌」になった…視聴率ワースト2が問いかけるもの

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1 :2023/01/05(木) 20:14:23.01 ID:NNH6W8qZ9.net

https://www.yomiuri.co.jp/culture/tv/20230104-OYT1T50071/

2023/01/05 17:02

大みそか放送の「第73回NHK紅白歌合戦」の世帯視聴率(2部、関東地区)が、歴代ワースト2となった。
中略

テレビ番組に詳しいコラムニストの桧山珠美さんは「特別企画は八つにもなったうえ、その出演者の方が格上に見え、付録の豪華さで購入させる雑誌のような印象だ。特別企画やゲストのトークが増えた結果、最も重要なはずの歌を聴く時間が削られている」と指摘する。
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メディア総局の林理恵総局長は昨年11月の定例記者会見で「違う世代の人にこういう歌が響いているのかという知識を新しく仕入れる機会にもなる。家庭で紅白歌合戦を見るとき、『こういう歌がはやっている』と孫が言うのを祖父母が聞いて知ってもらうのも一つの紅白の楽しみ方。逆もある」と強調していた。だが、詰め込みすぎた結果、それぞれの出演者を扱う丁寧さに欠けていた。

例えば、初出場の「緑黄色社会」も、グループ名の下に「愛称は“リョクシャカ”」という一言コメントで説明がほぼ終わりだった。この点、桧山さんは「どういうグループで、どこの出身かといった情報や、メンバーの名前なども教えてくれれば、理解もできる。しかし、次から次へと多人数のグループが出てきて、J―POPなのかK―POPなのかも、歌詞もなんだかわからず、踊り重視であっという間に終わった。『TikTokでバズった』とかいうのも、ではそのTikTokはなんぞや、というのは教えてくれない。老人無視だ」と手厳しい。

もう一つ気になったのは、時間がないはずなのに、小栗旬と松本潤の主役引き継ぎといった「大河ドラマ特別企画」にたっぷり時間を取るなど、紅白を番組宣伝の場にしていたこと。「今年を代表する10名のゲスト審査員」に翌年の大河の主役が入っていたことにも違和感があった。

今回の試みを踏まえて桧山さんは改めて、「その年にヒットした歌や聴きたい歌を大みそかにゆったり楽しむ感覚こそが、普通の音楽番組と違う紅白ならではの価値」と訴える。

「多くの世代が楽しめるのが紅白のはず。だから将来の視聴者を取り込みたいというよこしまな発想で出場者を選ぶのでなく、視聴者投票を導入するなど透明化すべきだ。その上でAI(人工知能)技術を使って亡くなった歌手に“出演”してもらってもいい。誰のために紅白を続けるのか考える時期に来ている。出場歌手を厳選し、1人あたりにもっと時間をかけて歌わせてあげてほしいし、歌手の人たちが心から『出場するのが夢でした』といえるような紅白であり続けてほしいです」

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