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【初老】SNS「おじさん投稿」知らないうちに嫌われる3つのパターン

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1 :2023/02/25(土) 07:57:53.76 ID:px2dBF9i9.net

「初老」──そう呼ばれる年代になったとき、どんな楽しみが待っているのだろう。「はじめての初老」を迎えたコラムニスト・石原壮一郎と漫画家ザビエル山田がタッグを組んだ「怒らない、悩まない、嫌われないための……」いや、「新しい老」と向き合うための「初老」養成講座。(JBpress)

■ どうだ、書いてやったぜと得意げな投稿

 SNSは、楽しくも恐ろしいツールです。

 前回は「尊敬を得られる振る舞い」についてお話しましたが、引き続き「やってはいけない」ことを考えてみましょう。

 Twitterの匿名アカウントでしつこく誰かを攻撃していた人が、アカウントを特定されて逮捕されるというニュースがよく聞かれます。書き込んだとされる内容を見ると、あまりのひどさに「よくもまあ、こんなことが書けるな」と驚かずにはいられません。しかし捕まった容疑者は、「悪いこととは思わなかった」といったコメントをしがち。

 いっしょに語るのはどうかと思いますが、ことほど左様に、人間は自分のことを客観的に見るのが苦手です。実名が原則で初老が大好きなフェイスブックでも、「うわ、この人、こんなこと書いちゃって」とハラハラさせられることがしばしば。「この人、こういう人だったのか」と残念な気持ちになったことがある人も多いでしょう。

 しかし書いた本人は、自分の書き込みがマイナスの印象を与えているなんて夢にも思わず、むしろ「どうだ、書いてやったぜ」と得意げな気持ちになっています。そして体感的には、初老こそがもっとも高い確率で残念で危険な書き込みをしがち。私も含めて自分のことは棚に上げるとして、誰しも眉をひそめた経験があるのではないでしょうか。

 「知らないうちに自分の株を下げている書き込み」のパターンは、おもに次の3つ。

 その1「その時々で“悪者”とされている人物や組織を勇ましく罵倒する」

 その2「会社や上司や部下や身内の言動に対する怒りや愚痴をたれ流す」

 その3「自分はこんなに不遇だ、こんなに運が悪いと熱心にアピールする」

 フェイスブックは基本的には「友達」同士の馴れ合いの世界なので、どんなみっともない書き込みをしても、それなりの数の「いいね!」が付いたり、共感のコメントがもらえたりします。勘違いを誘発するじつに残酷な仕組みと言えるでしょう。

 「その1」は、たとえばスキャンダルを起こした芸能人や失言をした文化人、不祥事を起こした政治家や企業などがターゲット。本人は「きちんと物事を考えていて、正義感が強い自分」を見せつけているつもりですが、まわりとしては「この人は、弱いものいじめが好きなんだな」「実生活でうっぷんがたまってるのかな」と感じてしまいます。

 「その2」も、そりゃ不愉快な目に遭うことはありますから、言いたくもなるでしょう。しかし、読まされたこっちまで不愉快な感情を背負わされてしまうのは、けっこう迷惑。百歩譲って、怒りや愚痴の内容が「他山の石」になりそうなものなら読んだ甲斐もありますが、ほとんどは当人以外にとっては「どうでもいい話」です。「それはあなたの自業自得では」と言いたくなるケースも少なくありません。

 「その3」は、たしかに本気で気の毒と思えるケースもあります。人間は弱い生き物ですから、たまには落ち込むことがあるのは仕方のない話。しかし、こういうことを書く人はわりと頻繁に書きがちだし、いかにも慰めやあたたかい励ましのコメントを期待している気配がにじみ出ていると、「知らねえよ」と言いたくなります。

 「何をどう書こうと自由だ!」と言いたい人もいるでしょう。

  もちろんそうなんですけど、SNSの書き込みを見てガッカリしたり軽蔑したりするのも、読んだ人の自由です。初老、危うきに近寄らず。知らないうちに株を下げそうな、つまりは読む人を不快にさせる書き込みはグッと我慢して、SNSを楽しく使いましょう。

 【初老の極意】
「罵倒」「怒り」「愚痴」「泣き言」の類は、気持ちいい分、大きな代償が伴う

Japan Business Press Co.,Ltd.
2023.2.23(木)
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72195