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青梅市長選、現職敗れる 多摩の選挙で自民系候補が3連敗「岸田政権への不信感が結果に…」

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1 :2023/11/13(月) 06:13:52.73 ID:Za5r8j3a9.net

 強固な保守地盤とされてきた東京都青梅市の市長選で、3選を目指した無所属現職の浜中啓一さん(71)=自民、公明推薦=が、無所属新人で元市議の大勢待おおせまち利明さん(48)=国民民主、都民ファーストの会推薦=に敗れた。東京・多摩地域の選挙で自民系候補は9月の立川市長選、10月の都議補選立川市選挙区に続く3連敗。地元の自民関係者からは、内閣支持率の下落が続く岸田政権への恨み節も聞かれた。
◆「不徳の致すところ」
 大勢待さんの当選が確実になると、浜中さんは12日夜、青梅市の事務所で敗戦の弁を語った。「私の不徳の致すところ。みなさん一丸となって戦った結果。私も皆さんの期待にこたえるよう一生懸命努力したつもりだったが、まだまだ力が足りなかった。私自身への高齢批判が一番風当たりがきついと思った」
 しかし、支援した自民市議の1人はこう語った。「本人は『高齢批判で負けた』と言っているが、自民への風当たりの強さをまともに受けたのは明らか。公明党にもがっつり応援してもらったのに、自民が不甲斐ないせいで負けた。政権への不信感がそのまま結果に表れたし、票差に影響してしまった」と肩を落とした。
 得票数は、大勢待さん2万6042票に対し、浜中さんは 1万7152票。8000票以上の大差での敗戦だった。
◆萩生田政調会長らてこ入れも…
 自民にとって危機感を抱いて臨んだ選挙だった。2カ月前の立川市長選は、推薦した元自民都議の新人が元立憲民主都議の新人に僅差で敗北。東京での公明との選挙協力解消と協力復活の流れが尾を引いていた。続く都議補選立川選挙区では、公認した新人が、小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」公認の新人に大差を付けられるなどして落選した。都県境を挟んだ近隣の埼玉県所沢市の市長選でも、4選を目指した自民、公明推薦の現職が落選し、地殻変動は続いた。
 浜中さん陣営には選挙期間中、萩生田光一政調会長や自見英子万博相、今井絵理子参院国対副委員長らが応援入りし、てこ入れを図った。一方、国民民主と都民ファの推薦を受けた大勢待利明さん陣営に、小池知事の姿はなかった。「それでも勝てなかった」と別の市議はショックを隠せない。
 風向きの悪さは感じていた。「電話作戦をしても有権者の反応はいまひとつ。組織の動きもまとまっていなかった」と振り返り、先行きを案じた。「この流れをどうしたら止められるのか。政権運営に影響しなければいいのだが」

東京新聞 2023年11月12日 23時01分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/289602