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世界シェア2%の「Windowsタブレット」が日本で爆売れ、火付け役はゲーム『艦これ』

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1:ライトスタッフ◎φ ★ 2014/03/09(日) 21:46:08.13 ID:???

「いわゆる“ガラパゴス”ではないが、日本はユニークな市場ということなのでしょう」 世界的に事業を展開する大手PCメーカー幹部はこう苦笑する。
日本のタブレット(多機能携帯端末)市場において、米マイクロソフトのOS「ウィン ドウズ」搭載型の存在感がにわかに高まっている。
調査会社BCNによれば、2月のウィンドウズ搭載型タブレットの国内シェアは15% (台数ベース)。1年前は3%台のシェアで低迷していたが、昨年後半から急上昇した。
販売台数の増加率も、前年同月比で5倍を超える伸長ぶりだ。
これは世界的に見ても日本だけの事態だ。米調査会社ガートナーが3月3日に発表した 全世界のタブレット販売統計では、ウィンドウズ搭載型のシェアは2013年暦年で わずか2%。10~12月を抜き出してみても「日本以外は、この傾向に変化がない」
(ガートナーの佐藤篤郎シニアアナリスト)。
PC市場では確固たる地位を築いているウィンドウズだが、「タブレットにおいては 消費者の興味を引くようなエコシステム(ハードとアプリが相互に活動して市場を作る 生態系)がいまだ確立されていない」(同)。ウィンドウズを尻目に世界で躍進するのは、 米グーグルの「アンドロイド」――。これが世界の大きな勢力構図だ。
■軍艦が美少女に
なぜ日本だけでウィンドウズタブレットが人気になっているのか。
昨年後半のOSバージョンアップ、新型CPUによる性能向上、また単価4万円台(8インチ) でOfficeソフトが標準搭載されているコストパフォーマンスのよさなどが一因として考え られるが、これらは日本に限った話ではない。日本だけで特筆すべき伸びを示している 背景には、昨年から大きな人気を集めているPCゲームの存在がある。
DMM.comと角川ゲームスが共同開発した「艦隊これくしょん―艦これ―」がそれだ。
旧海軍の駆逐艦や軽巡洋艦、戦艦などを美少女キャラクターに擬人化した「艦娘(かんむす)」 たちを育成し、敵艦隊と戦わせるシミュレーションゲームである。
2013年4月のサービス開始以降、わずか半年で登録ユーザー数は100万人を突破。現在は 170万人を超えている。艦これを取り上げた関連書籍は飛ぶように売れ、14年中にテレビ アニメ化も予定されるなど、メディアミックス展開が加速している。
艦これはウィンドウズでの動作が推奨されているブラウザゲーム。ノートPCを開いて プレイするには不便だった電車内や、くつろいだ体勢でもゲームが楽しめるよう、 多くの艦これプレイヤーがウィンドウズタブレットをこぞって購入した。(※続く)
●大ヒットとなったゲーム「艦隊これくしょん―艦これ―」

http://toyokeizai.net/articles/-/32391