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「いじめられていたら、とにかく逃げなさい」 ネットで拡散する2006年に書かれた文章

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1:海江田三郎 ★ 2015/03/21(土) 11:33:11.59 ID:???*.net

http://nikkan-spa.jp/814739
◆この世界ははるかに広く、戦うことより、逃げるほうが賢明なこともある
 ここんとこ、僕が2006年に「いじめ」に関して書いた文章が激しくリツーイトされています。
もともとは朝日新聞の求めに応じて書いた文章で、「もし、あなたが今、いじめられていたら、とにかく逃げなさい」という内容です。
逃げる前に「遺書」を書き、台所に置いて、学校に行かず、一日中、ブラブラして、大人達に心配をかけて、
「死に切れなかった」と言って戻ってきなさい。それでもダメなら、学校宛てに、あなたをいじめている人の名前書いて送って、 そして、その学校から逃げなさい。大人だって、会社が嫌なら逃げているのです。逃げることは恥ずかしいことではありません。逃げて逃げて、逃げ続けるのです。
 大丈夫。この世界はあなたが思うよりはるかに広いのです。どこかの山にも南の島にも、 あなたが生き延びられる場所はあるのです。とにかく逃げなさい――そんな内容です。
 書いた当時は、この文章に対する反発もけっこう受けました。「戦わないで逃げてどうする」というのが典型的な反論でした
「戦うことを教えないで、逃げることを勧めるなんて無責任だ」とか「逃げているだけでは、ろくな大人になれない」なんてことも言われました。
 でも、最近、ネットではこの文章がさかんにコピーされています。
 原因は胸潰れる、上村遼太君の悲しい事件だと思います。18歳や17歳の少年達に日常的にいじめられていた 上村君のようなケースで「逃げないで戦え」なんて言える大人はいないと思います。 できることは、戦うことでも無視することでもなく、ただ逃げるだけです。家の事情で引っ越しできないなら、一人でとにかく逃げるのです。
 もともと、僕がこの文章を書いたのは、沖縄県の鳩間島の小学校と中学校に海浜留学した子供達と出会ったからです。
 鳩間島というのは、西表島のすぐそばにある離島です。島民人口は、数十人ほどです。そこにある小学校と中学校は、 廃校の危機から逃れるために、全国から生徒を募集し、そして受け入れていました。
 不登校を続けていた子供やいじめられていた子供達がいました。小学六年生の男子は、 「鳩間島に来て子供らしくなった」とはにかみました。
 小学校・中学校あわせても、十人もいるかいないかの生徒達ですから、陰湿ないじめも起こらず、 沖縄の青空と海に囲まれて暮らすうちに、自分の中の「子供」が目覚めたのです。
◆少年の凶悪犯罪は決して増えてはいない
日本には、山村留学を含めて、小学校の生徒を受け入れている所がたくさんあります。
寮だったり、ホームステイだったりのシステムが出来上がっています。
 どうしてもいじめを防げないのなら、一人でそこに逃げる、という方法も全然、ありなのです。
 かかる金額もピンキリです。親に余裕がない場合だって、調べていけば、地元の自治体が支えている場所も多いのです。 一人でそこに送りだすのは、なんだか親の育児放棄みたいでできない、なんて世間体を気にしている場合じゃないのは、 上村君のケースを見ても明らかでしょう。独り暮らしを選ぶ淋しさより、いじめのネットワークから逃げられることで、 子供達はホッとするはずです。
(続きはソース)