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教育困難校の生徒 「アニメだけ見る仕事ってない?」

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1:あやねると結婚したい(*´ω`*) ★ 2016/12/22(木) 06:39:27.99 ID:CAP_USER.net

東洋経済オンライン 12/22(木) 6:00配信
「教育困難校」という言葉をご存じだろうか。さまざまな背景や問題を抱えた子どもが集まり、教育活動が成立しない高校のことだ。
大学受験は社会の関心を集めるものの、高校受験は、人生にとっての意味の大きさに反して、あまり注目されていない。しかし、この高校受験こそ、実は人生前半の最大の分岐点という意味を持つものである。
高校という学校段階は、子どもの学力や、家庭環境などの「格差」が改善される場ではなく、加速される場になってしまっているというのが現実だ。本連載では、「教育困難校」の実態について、現場での経験を踏まえ、お伝えしていく。
■「アニメだけ見る仕事ってない?」
 次の会話は、「教育困難校」における、ある日の進路指導室でなされたものである。
「先生、俺、将来何をやればいい?」
「何言ってんの。人に決めてもらうつもりなの? 自分の人生なのに」
「何やっていいかわかんないよ。まだ、就職したくないから、とりあえず進学とは思っているんだけどさ……」
「好きなこと、興味のあることを考えてみることから始めてごらん」
「う~ん、好きなことはゲームかな。ゲームをやって食べていける仕事ならやりたい!」
「あることはあるけど、それでずっと食べていけるのは、ごくごく限られた人だけだよ。ほかに好きなことは何?」
「あとは、アニメかなあ。そうだ、アニメを見るだけって仕事ない?」
 冗談のように思えるだろうが、この生徒は本気で聞いている。確かに将来の方針を決めづらい時代ではあるが、これまでの人生で自分で何かを決定した経験の少ない生徒たちは、何とか周囲の人に頼ろうとする。教師が相談されるのは、彼らから信頼されている証しともいえるのだ。
幼い頃からさまざまな体験が乏しく…
 特に高等教育へ進学する場合は、本人の興味や関心が、将来、学ぶ分野を決めるスタートラインになる。しかし、「相対的貧困」の家庭で育つことの多い教育困難校の生徒は、幼い頃からさまざまな体験をする機会に乏しい。経済的に豊かな家庭に生まれた子どもであれば、当然、体験しているようなイベントや習い事もしていない。また、地域や親戚の人とのつながりも少ないので、家族以外の人から受ける刺激も少ない。
 学校から帰ると、ひとり、あるいは兄弟姉妹がそれぞれの画面に見入りながら狭い室内でゲームをしながら親の帰りを待つ生活を続けていた彼らが、ゲームに最も関心を持つのは自然な流れであるといえよう。1970年代、1980年代生まれの彼らの親世代も、ゲームに熱中した世代である。子どもにゲーム機を与え、自分たちが子どもにかまっていられない時間を、それで埋めさせることに罪悪感を感じることはないようだ。
■楽しみは、ゲーム、マンガ、アニメ
 「教育困難校」だけに限らず、現在の高校生に好きなもの、興味があるものを尋ねると似たような答えが返ってくる。高校生を対象として行われたアンケート結果を見てみよう。数年前のものではあるが、日本自動車教育振興財団の調査では、高校生の関心事のトップ5は音楽、ゲーム、マンガ・雑誌、ファッション、SNS・インターネットだ。特に上位3つは60%近い回答となっていた(「高校生のクルマに関する関心度をみる」日本自動車教育振興財団『Traffi-Cation』2014年春号)。
 また、電通総研電通若者研究部が2013年に行った調査では、「あなたがハマっていることをお知らせください」という質問に対する高校生の回答として、音楽鑑賞、PCでのインターネット、アニメ、マンガ、カラオケ、ゲーム機器でのゲーム、スマホなど携帯電話でのインターネット、芸能人・アイドル、ファッション、読書(マンガ)がベスト10となっている(「好きなものまるわかり調査」)。これらの調査では、高校生の学力差は考慮していないが、「教育困難校」の生徒では、男子だと、ゲーム、アニメ、スポーツ観戦、音楽。女子ではゲーム、アニメ、服・メイクが圧倒的な人気のように筆者は感じている。パソコンを持っていない家庭がほとんどなので、ゲームをはじめ、音楽もアニメもスポーツもスマホで楽しむ。これが、彼らが一時もスマホを手離せない理由のひとつでもある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161222-00150501-toyo-bus_all