最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

【悲報】滑舌の悪い人は“死亡リスクが2倍”になると判明

スポンサーリンク

1:名無しさん@涙目です。 2018/04/08(日) 19:12:30.18 ID:ffa0t7vJ0●.net

口の衰えは死亡リスクを高める。東京大学高齢社会総合研究機構が介護を必要としない状態の65歳以上、約2000人を約4年間追跡調査したところ、口の衰えを感じていないグループの死亡率を1とすると、衰えを感じているグループは死亡率が2.09倍となることがわかった。なぜなのか。同機構の飯島勝矢教授が解説する--。
 ※本稿は、飯島勝矢『東大が調べてわかった 衰えない人の生活習慣』(KADOKAWA)の第3章を再編集したものです。
「食べこぼし」「滑舌の悪さ」がサイン
 「口の衰え」と聞くと、歯周病や歯の残存数ばかりが浮かぶのではないでしょうか。しかし、口腔機能を支えている、いちばん大切なものは筋肉で す。舌は筋肉のかたまりともいえ、舌圧(舌の力)や、咬合力(こうごうりょく=噛みしめる力)、滑舌(かつぜつ=しゃべる発音の巧みさ)も、年をとれば老化します。
 加齢によって口腔機能が衰えることを「オーラルフレイル」(フレイルとは健康と要介護の中間地点のこと)と呼びますが、その兆候は「食べこぼし」 「ささいなむせ」「硬い食品を避けるようになる」「口の中が乾燥する」などです。
 「お茶や汁物でむせることがある」「さきいか・たくあんぐらいの硬さのものが噛めない」「滑舌が悪くなった」といっても、生活上、それほど困るほどのことではないので、気にせず過ごしている人が大半ですね。
口の機能低下は全身の筋肉量の低下
 しかし、硬いものを避けて柔らかいものしか食べないと、噛む筋肉が衰えていき、来年はもっと噛めなくなります。ふだん意識することはほとんどな いでしょうが、「噛む」「飲み込む」などの口腔機能は筋肉によって維持されていますから、腕や脚と同じように筋肉量が減れば口にかかわるすべての 機能が衰えます。これが、全身への負の連鎖を生むのです。
 口の衰えから食欲の低下や食べられる食品の減少を招くと、特に硬い肉類を避けるようになります。すると、たんぱく質量の摂取不足をおこして、さら に全身の筋肉量が減少します。筋力が衰えれば口に関わるすべての機能はさらに衰えていき……と、この積み重ねが悪循環となって、全身の機能低下を進 行させて死亡リスクを高めます。オーラルフレイルは体全体の衰えにリンクしているのです。
 舌の活躍なくしては飲み込めない
 80歳になっても歯を20本以上保とうという8020(ハチマルニイマル)運動の達成者率は、「平成28年歯科疾患実態調査」によれば51.2%です。しかし、 上下の歯がそろっていなかったり、噛み合わせが悪かったりすると、せっかく歯が20本残っていてもうまく食べることができません。
 実は私の患者さんの中に、歯が1本もなく、歯茎だけで食べているのに栄養状態が良好な人がいます。不思議でしょう? なぜかといえば、その人は咀嚼力があり、嚥下(えんげ)機能がしっかりしているから。
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180408/ecb1804081313001-n2.htm