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【話題】「稼ぐ女」と「稼げない男」は、なぜ結婚できないのか?

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1 :2019/12/24(火) 12:23:18.64 ID:XnBZ3jGc9.net

いまや社会問題となっている日本人の「未婚化」。20年後には、なんと人口の約半分が独身者になるという。著書『結婚滅亡』で知られる「独身生活者研究」の第一人者、荒川和久氏によれば、とくに未婚率が高いのは「低年収男性」と「高年収女性」だそう。なぜこの両者はマッチングしないのか、統計をもとに考察する。
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高収入女性の「上方婚志向」

 かつて生涯未婚率と呼ばれた50歳時未婚率と年収との間には強い相関があります。

 しかし、男性と女性とではその相関は正反対です。男性は年収が低いほど50歳時未婚率が上がるのに対して、女性は逆に年収が高くなるほど上がります(図1-14)。

 特に、年収400万円台の女性では50歳時未婚率28%、800万円台の女性でも29%と、3人に1人の割合です。絶対数は少ないですが、1250〜1500万未満の女性に至っては、36%が生涯未婚です。女性全体の値は2015年の国勢調査では14%ですから、稼ぐ女性の未婚率は全国平均の倍以上であるということです。

 「ならば、高年収女性が専業主夫の低年収男性と一緒になればいい」という意見もあると思いますが、現実はそう簡単にいきません。

 低収入未婚男と高収入未婚女とはマッチングされないのです。

 そもそも、高年収女性の未婚率が高い要因の1つに、彼女たちの上方婚志向があります。結婚相手に自分より年収の高い男性を求める志向です。

 しかし、そうそう高年収男性がたくさんいるわけではありません。結局、高年収女性ほど対象者が減り、結果未婚化に陥るという話です。

 実際、2017年就業構造基本調査によれば、全国平均レベルの年収400万円以上稼いでいる20〜50代の未婚男性は、全国でわずか28%しかいません。その上位3割に、ほとんどの婚活女性が殺到するわけですから、自動的に7割以上があぶれてしまいます。

 これは女性側だけの問題ではなく、男性もまた「自分より収入の低い女性を希望」する下方婚志向があります。

 男性自身が、自分より稼ぐ女性は「養うべき」対象からはずしてしまいます。あくまで「養うべき」対象とは、自分より収入の低い「弱く、守るべき」相手だという考えになるからです。

 年収別未婚率がX字を描くのは、高年収男性と低年収女性の既婚率が高いということであり、女性の上方婚志向、男性の下方婚志向の表れといえるでしょう。

 実際、2017年就業構造基本調査より、有業の30代共働き無子夫婦(親と同居は除く)だけを抽出して、夫婦の年収差を見ると、妻の方が夫を上回る夫婦はわずか10%しかいません。女性の上方婚は志向というより、結婚の現実なのです。

デートでは男が奢るべきか?

 「デートでは男が奢るべきか?」という論争もあります。

 20〜50代で見ると、実は、「男が女を養うべし」「デートでは男が払うべし」という規範に縛られているのは、他ならぬ男性自身の方です。男の方がその部分で自己の社会的役割を感じたいものなのでしょう。そして、それは、既婚男性より未婚男性の方に顕著ですし、女性の中ではソロ女がもっとも厳しく見ています。

 ソロ女(そろじょ)とは、未婚女性の中でも、自らバリバリ稼いで、経済的に自立している女性たちを指し、僕がそう定義したものですが、そういう女性もまた「男に奢ってもらいたい」という願望を持っています。それは、彼女自身がお金を払いたくないというわけでありませんし、男に頼り切りたいという甘えでもありません。

12/24(火) 11:01配信  現代ビジネス 全文はソース元で
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191224-00069132-gendaibiz-bus_all&p=1