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【株高】「100万円が7億円に」 空前の投資ブームで増える“億り人”

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1 :2021/02/16(火) 20:37:12.43 ID:otJ9OT0o9.net

 15日、日経平均株価が30年ぶりに3万円を超えました。かつてのバブル時代との違いはあるのか。億単位の資産を持つ“億り人”を取材しました。

■“億り人”もありふれた存在に?

 「4000万円から5000万円ぐらい、一日でお金増えていますね。(投資金額は)スタートした時、100万円で、今時点で7億円ほどになっております」

 こう話すのは、元お笑い芸人で、投資家の井村俊哉さんです。億単位の資産を持つ、いわゆる“億り人”と呼ばれる存在です。

 井村さんは「自分が投資で生計を立てるようになったのが2011年で、その時の日経平均が1万円だったので。ちょうど10年で3倍になったというのは、すごい感慨深い」と話します。

 15日の日経平均株価の終値は、先週末に比べて564円高い3万84円で、1990年8月以来、実に30年と6カ月ぶりに3万円の大台を超えました。

 製造業を中心とした国内企業の業績回復に加え、世界的な金融緩和が株価を押し上げています。

 空前の投資ブームともいわれるなか、今、井村さんのような“億り人”は増えているといいます。

 井村さんは「ツイッター上で『きょう(15日)1億円の運用資産を達成しました』という報告が、連日のようにされていたりするので。
(“億り人”は)そこそこ投資家のなかで、ありふれた存在になってしまっている。
『3億から5億円くらいは稼いでおかないと仕事ってやめられないよね』とか、そんなようなことを投資家の間では話していたりします」と言います。

■専門家は「バブルではない」

 今から約30年前、バブル時代と呼ばれたころの東京証券取引所の様子では、株価ボードには3万900円の値が表示されています。

 バブル崩壊後、株価は下落し、長い不景気に突入した日本経済。今回の株高も、いずれはバブル崩壊の道を辿るのでしょうか。

 楽天証券経済研究所、チーフ・ストラテジストの窪田真之氏は「30年前はいわゆるバブルという風に言われたんですね。
株と土地が、利益や利回りで説明できない水準へ、どんどん上がっていったという。
じゃあ今どうかというと、コロナが収束した後、利益が急回復すれば説明できると。足元の(企業)利益の回復を織り込みながら、上昇してきている」と話します。

 窪田氏は、30年前は実体の経済を反映していない株価上昇だったのに対し、今の株価は企業の業績の回復を織り込みながら上昇しているため、「バブルではない」と説明します。

■“株高”が食卓にも影響?

 株価が上がり、潤う億り人たち。その一方で、投資をしているかどうかにかかわらず、株高をもたらしている要因が食卓に影響を及ぼす可能性があるといいます。

 窪田氏は「株が上がっているだけだったら、特にデメリットはないんですけど、株高の背景にある“金余り”というのが問題なんです」と話します。

 世界的な金融緩和によって、余った金が、株だけでなく、穀物の取引にまで及んでいて、価格の高騰を招いているというのです。

 特に、トウモロコシは、シカゴ商品取引所での価格が去年の4月から約7割も上昇しているといいます。

 窪田氏は「実はトウモロコシというのは、私たちが食べる分よりも飼料に使われる分がはるかに多くて、家畜の飼料価格が急激に上がっている。
市場価格の上昇が長引けば、いずれ肉の価格に転嫁されてくるだろうと。そうすると、私たちの生活にも影響が及ぶ可能があります」と話していました。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000207273.html