最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

『鬼滅の刃』が他のアニメを圧倒する理由! ジブリ・コナン・『君の名は。』等との差

スポンサーリンク

1 :2021/09/22(水) 22:23:00.24 ID:CAP_USER9.net

https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20210921-00259318

『鬼滅の刃』特別編集版が4夜まで放送された。

4作の平均個人視聴率は9.575%(世帯平均13.925%)。今年GP帯(夜7〜11時)で放送された2時間以上のアニメの中では、圧倒的に高い数字となった(スイッチ・メディア・ラボ関東地区視聴率データによる)。

年始の新海誠『天気の子』に始まり、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ3作、『ハウルの動く城』などジブリ映画5作、『サマーウォーズ』など細田守3作と、今年は劇場版アニメが目白押しだ。

ところが『鬼滅の刃』は、これらの全平均と比べると1.5倍高い数字となった。

『鬼滅の刃』は他のアニメと何が違うのかを追ってみた。

鮮度が落ちない!
まず個人視聴率で比較してみよう。

単独の放送で比較すると、『鬼滅の刃』とほぼ肩を並べたのは、18年1月3日に地上波初となった新海誠『君の名は。』のみ。

ところが同作の2回目の放送(19年6月)は3%ほど数字を落とし、『天気の子』の地上波初(今年1月3日)は5.7%と振るわなかった。

ちなみに『鬼滅の刃』では、今回の9月11日「兄妹の絆」と19日「那田蜘蛛山編」は、去年10月に続く2回目の放送だったが、前者は0.6%下がり8.9%だったものの後者は逆に0.6%上げて9.7%となった。1年と空けない再放送でも鮮度はほとんど落ちなかった。

他にもジブリは4月と8月に合計5作放送した。

最初の『ハウルの動く城』こそ8.4%と健闘したが、5作は上下動があるものの右肩下がり傾向となり、平均は6.66%に留まった。

また健闘した『ハウルの動く城』も、2010年以降で5回放送され4分の3ほどに数字を落としている。

細田守の3作は、『おおかみこどもの雨と雪』5.6%、『バケモノの子』5.9%、『サマーウォーズ』7.2%と3週連続の中で数字を押し上げた。

ところが『サマーウォーズ』も、17年以降3回放送され数字は横ばいに留まる。さらに2010年の地上波初放送から比べると、2割以上数字は落ちている。

この中にあって今回の4作は、8.9⇒9.8⇒9.9⇒9.7%と推移し平均が9.575と断トツの高さだ。

しかも去年の3作平均9.567を少し押し上げた。

近年のアニメ放送の中では、大健闘といえよう。

好調の要因
では何故『鬼滅の刃』だけ別格なのか。

特定層視聴率で他のアニメと比較すると、幾つかのヒントが浮かび上がる。まず注目すべきは、「映画・ドラマ」や「アニメ」の関心層で一番高い視聴率となっている点だ。

ストーリー・演出の面白さ、さらに作画で視聴者を魅了しているようだ。SNSでもそうした声が幾つも挙げられている。

「鬼滅の刃は最高すぎる!!」

「鬼滅の刃アニメ、やっぱり作画えぐいなぁ。藤の描写とくに好き」

「やっぱり鬼滅は緩急の付け方が絶妙だな。 鬼の過去で泣いたりかまぼこ隊で笑ったり」

「この年になると炭治郎が人格者で妹思いってだけで泣けるのよ」

こうした評価は、「ホンモノ志向」層や「歴史・伝統好き」層で1〜2を争う視聴率となっている点からもうなずける。

そして他のアニメに比べ傑出するのがC層(男女4〜12歳)と2層(男女35〜49歳)だ。

子どもの心をガッチリつかみ、その親が一緒に見ている。結果として2世帯ないし3世帯で同居する人の視聴率も、他のアニメよりかなり高くなっている。