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「鬼滅の刃」無限列車編はニーズはあるはずなのに… 視聴率が下がり続けるワケ

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1 :2021/11/22(月) 12:23:23.44 ID:CAP_USER9.net

フジテレビで10月10日から放送されている「テレビアニメ版『鬼滅の刃』無限列車編」(日曜午後11時15分)の視聴率が下降の一途を辿っている。失速中だ。一方、やはり日曜の夜更けに放送されている日本テレビのドラマ「真犯人フラグ」(午後10時30分)の視聴率は批判をよそに底堅い。背景を探る(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。

 テレビアニメ版「鬼滅の刃」の視聴率が下がり続けている。

■第1話(10月10日)世帯10.0%、個人全体5.7%
■第2話(10月17日)世帯8.0%、個人全体4.6%
■第3話(10月24日)世帯7.0%、個人全体4.0%
■第4話(11月7日)世帯6.4%、個人全体3.5%
■第5話(11月14日)世帯5.7%、個人全体3.1%

 第1話の視聴率は日曜午後11時15分からという時間帯を考えると驚異的と言えたが、第5話の数字は平凡と言わざるを得ない。

 放送時間が15分重なるTBS系「情熱大陸」(日曜午後11時)も11月14日に世帯5.2%、個人全体2.8%をマークしているからだ。

 視聴率下降の理由はいくつか考えられる。

(1)新作は第1話だけだから

 第1話は原作にもないオリジナルストリーだった。炎柱・煉獄杏寿郎が無限列車に乗り込むまでが描かれた。

 杏寿郎の勇敢さ、犠牲心、やさしさが浮き彫りになっており、視聴者を大いに喜ばせたようだ。SNSが大きく反応した。

 ストーリーのみならず、作画、3DCG、撮影のいずれも圧巻だった。さすがは制作能力の高さに定評のあるufotable社の作品と思わせた。

 一方、第2話から無限列車編のラストである第7話までは説明するのが少し難しい。新作とは言いがたいが、旧作でもないからである。

 第2話以降を「劇場版『無限列車編』をテレビアニメ化しただけ」と素っ気ない表現をする人もいるし、全く逆に「『鬼滅の刃』の完全新作」と言うファンもいる。

 完全新作という表現はさすがにオーバーである気がするが、劇場版「無限列車編」をブツ切りにして再放送しているわけでもない。

 テレビアニメ版は劇場版をデリケートに再編集したものだ。第2話から第7話には、約70カットの新作追加映像と新規追加BGMなどが織り込まれる。

 とはいえ、「新作追加映像と新規追加BGMのために見る気はしない」と考える人も少なくないのではないか。他局にも「この形態でよくぞ放送した」と皮肉る声がある。

 なにしろ劇場版「無限列車編」はフジが9月25日に放送したばかり。しかも視聴率は世帯21.4%、個人全体15.7%、コア視聴率(13〜49歳)も20%近くに達したから、多くの人が観てしまった直後なのである。

 熱狂的ファンはテレビアニメ版も観て、新作追加映像を堪能するに違いない。半面、コアなファンでない人の多くは劇場版だけで満足するのではないか。

ディリー新潮 11/22(月) 11:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/be0150c0cea31acb4b8ad803e5665d66df08fba9