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Winny事件に見る日本が停滞し続ける根源的理由

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1 :2023/05/06(土) 20:26:13.33 ID:hng7voA20●.net

日本は希代の天才プログラマーの才能さえ、いとも簡単に潰してしまった。

 世に「Winny事件」として知られる著作権侵害事件が映画化され、今あらためて注目を浴びている。この事件は日本の刑事司法の前時代的感覚やそのお粗末さもさることながら、今世界がどのような状況で推移していて、
その中で日本はどのような立場に置かれているいるのかといった世界観や時代感覚が丸ごと抜け落ちている日本の実態を、余すことなく反映していると言っていいだろう。

 YouTubeやFacebookのリリースに先立つ2002年、東大の研究助手でプログラマーの金子勇氏は、画期的なファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を開発した。
その洗練された技術は当時から注目を集めたが、京都府警はWinnyを使って著作権侵害を犯した2人の正犯と併せて、そのソフトを開発した金子氏をも著作権法違反幇助の疑いで逮捕、起訴してしまった。
マル激ではこの問題を、一審審理中の2006年7月に、金子氏本人をゲストに招き議論している。

 当時から、誰かが包丁で人を殺したらその包丁の制作者も幇助の罪に問われるのはあり得ない、といった議論はあった。しかし、金子氏は一審でまさかの有罪判決(罰金150万円)を受けてしまった。
その後、金子氏は高裁では逆転無罪を勝ち取り、最高裁でも無罪が確定した。しかしプログラムの制作者が逮捕、起訴された上に、一審ではよもやの有罪となったという事実は、
日本中のプログラマーたちと、ひいては日本におけるコンピュータやインターネット技術の発展に絶望的な悪影響を与えてしまった。

 また、逮捕から最高裁判決まで7年半もの年月がかかった結果、その間、天才プログラマーの金子氏は自由にプログラミング活動ができず、当時としては画期的と言われたWinnyのアップデートをすることも許されなかった。
そして金子氏は最高裁で無罪が確定してからわずか1年半後の2013年7月6日、42歳という若さで急性心筋梗塞で亡くなってしまった。33歳で突然逮捕されて以降、金子氏が自由にプログラム開発に没頭できたのは、実質半年間しかなかったのだ。

いかそ

https://news.yahoo.co.jp/articles/1118c912607227d147886615a1240748ab81a079