最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

トラウマ級の因果応報… 手塚治虫『火の鳥』“子ども心に怖すぎた教訓エピソード”

スポンサーリンク

1 :2024/03/26(火) 14:26:06.43 ID:bjenPAy39.net

 1954年、学童社『漫画少年』で連載がはじまった、“マンガの神様”と称される手塚治虫さんの代表作『火の鳥』。2024年の今年で連載開始から70周年を迎えるが、昭和から平成、令和になった今でも読み継がれる言わずと知れた名作だ。

 本作は不死の鳥である“火の鳥”が、人類とかかわりながら地球の未来や過去を見続ける壮大なストーリーである。“人間の業”をテーマにした作品も多く、罪を犯した人間がその後どのように生きていくかも興味深い。しかし『火の鳥』で描かれる罪人たちに課せられた罪はあまりにも重く、子どものころに読んでショックを受けた人も少なくないはずだ。

 今回はそんな『火の鳥』に登場する、怖すぎた教訓エピソードをいくつか紹介したい。

■尼を殺して一件落着のはずが…永久に続く無限ループが恐ろしい『異形編』

 残虐非道な父を倒すために行動した結果、恐ろしい無限ループに陥る物語がある。それが1981年『マンガ少年』に掲載された『火の鳥 異形編』である。

 領主の娘である左近介は、父から男として生きることを暴力的支配で強制され、武士として育てられてきた。そんな父がやっと病に倒れるも、八百比丘尼という800年を生きる不思議な尼の治療により回復しそうになってしまう。女として生きたい左近介は父を亡き者にすべく、八百比丘尼を斬り殺した。しかしなぜかその尼寺から出ることができず、時が過去に遡っていることを知る。

 そのうち寺には怪我や病気で苦しむ者たちが来て、助けを求めるようになった。左近介は尼に変装して火の鳥の羽を使い、苦しむ人々や妖怪たちまでも助け続け、時が過ぎる。

 ある日、領内の百姓の情報により、自分が世の中に誕生したことを知る。それにより左近介は、以前殺害した八百比丘尼は自分自身のことであり、これから先は今、誕生した自分により殺される運命を知るのであった…。

 人を殺したことにより、あまりにも過酷な運命を背負った左近介。しかも火の鳥のお告げによると、その無限ループは永遠に続くという。残虐非道な父を葬るための行動だったのに、その罪はあまりにも重くないか?とも思ってしまう。ただしどのような人でさえ、人は人を殺してはいけないという教訓なのだろう。

 最後は左近介自身が罪を認め、穏やかな顔で斬られているのが印象的だ。なにより左近介に生涯をかけて尽くした家来の可平だけは、何とか現世に戻れたのが唯一の救いである。

続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/092e3940a7b1f95b4c0fa46945b42bb93ae00872