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日本サッカーは本当に走っているのか。オシムが指摘するメッシにあって日本にない決定的なもの

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1:アブナイおっさん ★@\(^o^)/ 2016/10/15(土) 16:13:50.59 ID:CAP_USER9.net

 日本において「走る」ことの重要性をもっとも強く説いたのが、ジェフユナイテッド市原(当時)の監督に就任したイビチャ・オシム氏であった。
しかしそんなオシム氏は、2年ぶりに刊行されたオシム氏の書籍『急いてはいけない』(ベスト新書)のなかで、日本に足りないものを「走ること」だと指摘している。
「 私はこれまで、走ることの重要性を強調してきた。だが、それは、ただ単に走ればいいというのではない。走りの質が問題で、
大事なのはタイミングだ。いつ、どうして、どこに走るのか。
よくいるのは、走りすぎるぐらいに走るが、肝心なときに走らない選手だ。肝心なときとは、相手を混乱に陥れるときだ。走るために走るのでは意味がない。
芸術のための芸術と同じで、何の役にも立たない。
よくいるだろう。タッチラインと割ろうとするボールにスライディングをして、観客の拍手を受ける選手が。旺盛なファイティングスピリットを見せることで、
彼らは賞賛を受けている。悪いことではないが、ハリウッド的なサーカスともいえる 」
オシム氏はこうも言う。
「タイミングよく走るための嗅覚――普通に走るのはいつで、スプリントするのはいつなのかを、的確に判断できる能力。
いつドリブルをすればいいのか。ピッチ上の状況を正確に理解して、いつプレーを加速化するのか、とりわけいつスプリントするのかを的確に判断する。
 この能力はなにより重要である。
 メッシを見ればわかる。彼がスプリントするときはつねに危険だ。相手は必ず彼の後を追いかけることになる。つまり彼はやろうとしていることを、
うまくやっているわけだ。スタンドから見て、彼が意味なく走っているように見えても、彼は相手の注意を惹きつけている。敵は彼の後を走り、別の味方がその恩恵を受ける。
彼のおかげでフリーになった味方が、そのチャンスを生かしてゴールを決める。
 そんなふうにしてうまくやるべきなのだが、日本には同じようなプレーをする選手が誰もいない。 他人のために走り、スペースや時間を作る選手が 」
 
日本サッカーはもう一度、「走る」ことの意味を問い直すべきではないか。当たり前となったその自分たちの武器を再び磨くために。
http://news.livedoor.com/article/detail/12144497/