最新記事(外部)
お勧め記事(外部)

「若者はなぜモノを買わないのか」

スポンサーリンク

1: 足4の字固め(東日本)@\(^o^)/ [CN] 2017/02/09(木) 08:42:04.02 ID:AGNbGFKt0.net

sssp://img.2ch.sc/ico/u_giko_ebi.gif
近頃の若者は消費に消極的な印象が強く、「若者の○○離れ」というフレーズはもはや定番と化している。しかし、現代の若者たちのマーケティング調査を
行っている著者は、「企業や大人が若者から離れているだけ」と異論を唱える。
「“若者が消費しない”というイメージは、大人が考える“ある程度の年齢になれば持っているはずのモノ”を買っていないことで生まれています。
つまり、大人の期待通りのモノを持たない、買わないことを“○○離れ”と決めつけているだけ。これは、若者と大人との間にあるコミュニケーションギャップが
原因だと思われます」
デフレが続く日本では、品質の向上や生産性の効率化など企業のイノベーションが起き、少しのお金でも高品質のモノが簡単に買えるようになった。
現代の若者には、安くていいモノが当たり前。モノが行き渡っているために買い物自体がハレではなくなり、消費が豊かさの指標だった世代とは感覚自体が違っている。
「若い世代には、ハイブランドのアイテムも単なる工業製品にしか見えていない。ゆえに“買うなら安いに越したことはなく、あえて高いモノを買う必要はない”
というのが共通認識になっているわけです」
また、若者の消費の現場は大人の想像のはるか先を行っている。例えば、結婚式に呼ばれたので新しいスーツを買おうとしたとする。かつてなら、
百貨店やスーツ専門店に足を運び、店員に相談しながら買っただろう。少し時代が進めば、パソコンでファッション系の通販サイトを検索し、
どんなスーツがあるのか、と進んでいったはずだ。しかし――。
「今の若者はリアルはもちろん、ネットでも“お店”には向かいません。まずスマホを使い、検索サイトでダイレクトに“画像検索”をしてスーツを探すのです。
膨大に表示される画像の中には、実際に結婚式に参加している写真なども出てくるため、スーツを着ているシーンの雰囲気も含めて様子が分かる。
自分の感覚に合うものが見つかれば、そこで初めて、ショップなどの情報に飛ぶわけです」
単純な豊かさよりも、楽しさや感動やハートを大切にする。そんな若者たちの感覚を理解するところから始めてみてはいかがだろう。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/199125
若者はなぜモノを買わないのか (青春新書インテリジェンス)